うららかなこの季節の一番のオススメは、なんといってもいかなごの稚魚”小女子”。そして、小女子を食べる”メバル”に、忘れてはならないのが、いかなごなどの小魚を食べる魚の王様”真鯛”です。特にこの時期の真鯛は、”桜鯛”と呼ばれ、おいしいだけでなく、お祝い事に欠かせないお魚です。体に良いということで見直されている”ワカメ”や、中心の貝柱がぷっくりと大きく育つ”平貝”も、魚介類好きにはたまらない春におすすめな一品です。
写真だとわかりにくいかもしれませんが、このタイラギ ナント!殻長が30センチもあるんですよ!!
もっとわかりやすく説明すると、A4サイズのノートや雑誌の長い方の部分とほぼ同じぐらいの大きさなのです。
大きいでしょ!こんなに立派で図々しそうなタイラギですが、きれいな海の砂地にしか住むことができない繊細な貝でもあります。
深い味わいと独特のシコシコとした歯ごたえが特徴の見た目がほたての貝柱に似ているほしと呼ばれる部分は、
寿司ネタやフランス料理の食材として、とても人気があるので、ご存知の方も多いと思います。
けどねっ、新鮮なタイラギは、肝も食べることができます。しかも臭みやえぐみがなくて濃厚でとってもおいしい!!
人気があるのに見た目はあまり知られていない、スーパーでは見かけることのないタイラギのさばき方をご説明します。
タイラギの食べる部分の説明です。
中心の丸い部分がほしと呼ばれている”タイラギの貝柱”です。 寿司ネタに使われているのはこの部分です。 お刺身はもちろん、さっと炙ってかぼすを絞ったり、あら塩をふって食べるととってもおいしいですよ。
丸いぷっくりしたオレンジ色の部分が、”タイラギの肝”です。 フライや天ぷら、ヒモと一緒にバターで炒めると、とてもおいしいお酒のおつまみになります。 特に白ワインとよくあいますよ。
ビラビラした少し固い部分が”タイラギのヒモ”です。 バターとお醤油をちょっとたらして炒めると、とにかくおいしい!!
タイラギの食べられない部分の説明です。
(1)は、オレンジ色で柔らかくひも状になっています。
(2)は、半透明でやわらかい固まりです。この部分には水が入っているので、破裂して水がかからないように気をつけてください。
また、写真ではわかりにくいのですが、肝の脇に石や砂にはりつくための絹糸のようなタイラギの足と足が出ている固いうすいオレンジ色の部分がありますので、そちらも取り除いてください。
さばき方をよりわかりやすくするため、ここでは、開いている方を口側、 はりついている方を背中側と呼びます。
貝柱は図1の貝の中心部と、尖った先端部分の2箇所にあります。
この貝柱を切り離すことで、貝を開きます。
包丁の刃こぼれやケガをさけるため、ステーキやハンバーグを切るときに使う”ナイフ”を使います。
貝の尖った方の口側からナイフを差し入れ、2の部分の貝柱を切断します。
次に、1の部分の貝柱をそぎとるように切断します。
貝柱を2箇所切断したら、ナイフをうまく使いながら貝を開きます。
貝柱を軽くおさえながら、殻にそってナイフをいれ、殻と貝柱を切りはなします。
貝柱を押し出すようにして、肝やヒモ、食べない部分から外します。
ヒモ・肝・食べられない部分を分けます。
タイラギの貝柱はしこしことした歯ごたえを味わう貝です。
繊維を壊さないように、縦に包丁を入れてください。
余談ですが・・。
ヒモの周辺に小さな小さなエビがいることがあります。
これは、タイラギと共生しているカクレエビというエビで害はありませんが、伊勢えびの稚魚でもありません。
残念ながら育てることにできません。
生きたカクレエビが教えてくれるのは、満商店のタイラギがとても新鮮だからということです。


