1年を通して美しい松島ですが、冷たい空気のなかに凛と佇む冬の松島は、寒さを忘れてしまうほどの美しさです。
漁業が盛んな篠島では、正月は大漁旗の掲げられた舟でにぎやかになります。もともと大漁旗は、大漁の喜びを浜辺で待つ家族や仲間にいち早く知らせるために使用されていたため、遠い沖合いからでもよくわかるように太い文字と明るい色合いでシンプルにデザインされています。今日では、海上安全と豊漁という祈りと祝いの気持ちを込め儀式の際に飾られます。
篠島海水浴場です。白い砂浜、弧を描いた海岸線、静かな波のこの浜は、島の人たちから前浜(ないば)と呼ばれ親しまれています。古くは伊勢ヶ浜と呼ばれていましたが、嵐に遭遇した義良親王が漂着、無事を聞いた後醍醐天皇が、伊勢の大神さまのご加護と喜び、「神風や御船寄すらん沖つ浪 たのみをかけし伊勢の浜辺に」と詠んだことから、伊勢ヶ浜を改め神風ヶ浜と呼ばれるようになりました。